Mikako Sawazaki

私は、ここ福井県池田町で30年近く地域活動をしています。池田町が大好きで、池田のことをみんなに知ってもらいたい！池田の素敵な人や場所、素朴でほっこりする懐かしい味など、訪れる方々に「農村の日常」を体験してもらいたいとグリーンツーリズムに取り組んできました。

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この30年の間、ITのめまぐるしい進化により池田町のような「農村」でもテレビやラジオだけでなく、パソコンや携帯電話で色々な情報が簡単に得られるようになりました。

「食」に対する考え方や情報があふれかえり、情報番組で「あれが良い」と言われればスーパーの棚からその商品が消えるほどに売れ、また別の食べ物が良いと言われれば、今度はその商品が棚からなくなる。私たちは一体、誰のどんな情報を信じればよいのでしょうか？情報過多の時代にどの情報が本当なのか右往左往する時代となりました。

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私は、１０年ほど前から「断食イベント」を池田町でできないだろうかと模索していました。断食を定期的に行うことは何よりの健康法だということを体験した知人から聞いて、そういった類の本も読んでいたので、非常に興味を持っていました。なによりこの自然豊かな池田町で行えたら相乗効果で何倍も元気になれるのではないかと思っていたのです。ただ、色々な断食法がある中で自分がしっくりするものになかなか出会えず、月日が流れていきました。そして、２０１４年、たまたまたどり着いた郷田美紀子さんのホームページで郷田さんが主宰する宿泊施設「ヴィオスごうだ」で断食をされていることを目にしました。郷田美紀子さんは、循環型農業に日本一早く取り組まれた「宮崎県綾町」の薬剤師さんで、池田町にも講演で来ていただいたご縁もある方でした。